中小企業の債務超過は会社倒産の予兆?その兆候と防止対策!

会社の債務超過

会社にとって債務超過は重大な問題ですが、すぐに倒産するわけではないので、事業継続できている間は軽視しがちではないでしょうか。

しかし、債務超過を解消しないままでいるのは危険です。特に中小企業の場合は、債務超過状態は危機的状態といえます。

そこで、債務超過に陥ったとき、どんな兆候があれば倒産の危険があるのか、防止するにはどんな対策があるのかなどについてまとめています。

中小企業の債務超過は会社倒産を招く?

中小企業が債務超過状態になると、銀行融資が受けにくくなり、その結果資金繰りに行き詰って倒産することになりかねません。

ですが、すぐに融資を打ち切られることがなければ、「うちはまだまだ大丈夫なんだな!」などど安易に見過ごしてしまっているかもしれません。

債務超過になったとき、どんな兆候があるのか危機感を持って注意深くなっておいた方が良いです。

会社倒産の予兆・兆候は?

決算をしてみると「赤字が続いている」「債務超過状態になった」などで、会社の経営状態が悪化しているのは一目瞭然ですよね。

こうなると、資金繰りが苦しくなっているはずですが、融資してもらえるうちは乗り切っていけるでしょう。

でも、以下のような兆候はないでしょうか?

  • 融資交渉に社長が出向く必要がある
  • 支払い条件が悪化する
  • 給料の支払いが遅延する

融資交渉に社長が出向く必要がある

会社の経営状態が良好なときは、外回りの外交員にや、融資額、融資日、資料などで、お願いしただけで融資してもらえることもあります。実際ありました。

しかし、赤字が続き債務超過にまでなると、社長が銀行に出向いて今後の経営計画など問われるようになります。

社長が銀行に呼び出されるようになると、ちょっと厳しい状態になっていると考えた方が良いです。

支払い条件が悪化する

資金繰りが難しくなり、取引先への支払い条件が以下のように悪化していたりしないでしょうか。

  • 手形サイトを延長した
  • 締め日から支払日までの期間を延ばした
  • 現金支払から手形支払に変更した

資金繰りが困難になってくると、手形サイトの延長や、支払日の先送り、現金支払を手形支払に変更するなどが必要になってくることがあります。

取引先からすると、この会社ヤバいんじゃない?と不信感を抱きながらも、応じてくれることもあるでしょう。

手形期日や支払日が1ヶ月でも先送りになると、一時的に資金繰りが楽になったように感じるだけで、元に戻せなくなってしまいます。

支払い条件が悪化すると、取引先の信用を失い、取引を断られることもあります。

給料の支払いが遅延する

給料日に支払えないとなると、従業員が不安になるのは当然ですよね。

先月の給料が支払われていない上に、今月もタダ働きになるんじゃないかと、会社が信用できなくなり、働く意欲も失せるでしょう。

辞めていく従業員もいるかもしれません。

そうなると、経営改善どころか人手不足、戦力不足で赤字を上乗せしてしまうかもしれません。

会社倒産を防止する対策は?

債務超過になる大きな原因は赤字ですよね。赤字の額が大きかったり、赤字続きだったりすると、債務超過状態になってしまいます。

事業をしていれば、赤字を出すことも珍しくありません。そのときに赤字の原因を追及して改善できるかどうかを問われます。

あの仕事は赤字が出ても仕方なかったんだで、済まさないこと。

当期利益で黒字が出せるようになると、債務超過になっていたとしても回復が期待できます。

銀行も回復の見込みがあると判断すれば、融資してくれます。

融資ストップで倒産されると貸付金が回収できなくなるので、融資することで事業継続してもらった方が得策だからです。

銀行から「赤字の原因は何ですか?来期の見込みはどうですか?」と、必ずと言っていいほど確認されます。

その時に、銀行を納得させられる返答ができるかどうかですね。

会社の倒産を防止する最善の対策は、利益を出すことに尽きます。企業は儲けなければいけないんです。

その見込みがないなら、会社を清算することを考えた方が良いと思います。

中小企業倒産の予兆・兆候まとめ

債務超過は会社にとって倒産を招く可能性が高いのですが、それほど重要に捉えていない傾向があったりします。

なぜなら、債務超過になったからと言ってすぐにも倒産することはないからですね。

しかし、債務超過状態になったら自社の支払い条件を変更せざるを得なくなっていたり、銀行や取引先の対応に変化があったりします。

そんな兆候を見逃さず、一早く倒産を防止する対策をすべきです。

特に、中小企業の場合は赤字を出した時点で、その兆候が出始めることが多いので、債務超過に陥る前に、赤字の原因と改善策を見出すことが最善ですね。