債務超過とは?図解でしっかり理解して倒産リスクを回避!

会社の債務超過

債務超過になっているかどうかは、決算書の貸借対照表を見れば分かります。

決算処理してみないと正確には分からないですが、期中でも残高試算表の貸借対照表を見れば、概ねのことは把握できますよね。

融資が受けにくくなっているなど、経営にも影響が出ていることも多いのですが、債務超過になったからと言ってすぐに融資を打ち切られるわけではないので、どうにかなるだろうと軽視していないでしょうか。

しかし、債務超過が解消できなければ、倒産を招く可能性が大きいのです。

そんな債務超過について、図解で分かりやすく解説します。

債務超過を図解で理解しよう!

会社が債務超過になっているかどうかは、貸借対照表の純資産の部を見れば判断できます。

赤字が続いていたり、多額の赤字を出してしまったりで、利益余剰金がマイナスになり、資本金よりも大きくなると純資産の合計がマイナスになります。

純資産合計がマイナスになった状態が債務超過です。

貸借対照表では、資産合計=負債+資本になるので、上図のようになるのですが、どんな状態になっているかというと、下図のように、資産より負債の方が大きくなっているのです。

会社の全ての資産を投じても、負債の支払いができない状態になっているので、経営はかなり苦しくなっているはずです。

一時的に債務超過になっているだけで、翌期には利益が見込めることが確実であれば、融資を受けて乗り切ることもできますよね。

しかし、借金を返済するために、新たな借金をするようになっていることも多く、銀行が融資してくれなくなったら倒産してしまいます。

債務超過を解消しなければ倒産の危機!

債務超過になっていると、銀行での融資審査は厳しくなってきます。回収見込みがない融資は銀行もしてくれません。

経営改善計画書とまではいかなくても、4~6ヶ月後までの資金繰り計画書は求められます。

資金繰りが良い方向になっているように偽装しようとしても、契約書などで取引の確認をされますから、下手な小細工もできません。

支店決済できる金額なら、なんとか融資してもらえることもありますが、多額になると本店稟議が通らなければ融資してもらえなくなります。その際に、決算書が債務超過になっていると厳しいですね。

純資産合計がプラスになれば、債務超過を脱することができるので、増資により資本金を増やす手もありますが、利益が出せるようにならないと一時しのぎになります。

そもそも、経営難になっている会社に出資してくれる人を募るのは困難です。

最善の対策は、利益を出すことですね。

利益を出せる体質になれば、利益余剰金が貯まっていきますから、一時的に赤字になる期があったとしても運転資金に余裕がありますものね。

融資や増資に頼るのではなく、儲けること。儲けが出せないなら見切りをつけた方が良い場合もあります。

債務超過を解消して会社の倒産を回避する方法とは!
債務超過に陥っている状態を解消しなければ会社の倒産を回避するのは困難です。債務超過で会社が潰れてしまう理由、一過性の解消では意味がない理由や事例、どんな解消方法があるのかになどを取り上げて詳しく紹介しています。参考情報としてお役立て下さい。

債務超過の図解まとめ

債務超過とは、分かりやすく言うと負債が資産を上回った状態で、貸借対照表の純資産の部がマイナスになっています。

純資産は、資本金や利益余剰金などの合計になりますから、利益余剰金のマイナスが資本金より多くなったときにマイナスになってしまいます。

単純に考えれば、資本金を増やせば純資産をプラスに転じることができますが、根本的に儲けが出せる体質にならなければ、増資しても食いつぶしてしまうだけです。

決算時ほど正確に把握できないですが、毎月の残高試算表で当期利益が出せるかどうかくらいの予測はできますよね。

減価償却費など決算処理で計上される費用があることも念頭に、毎月チェックすることも大事ですね。